【うつの家族支援】大切な人がうつになったら? 経験者が語るサポート術

産後うつ

うつは本人も辛いですが、周りでサポートする家族もその辛さを理解してサポートするのは難しいものです。しかしうつの治療には家族のサポートはかかせません。私も家族や周りのサポートがあったからこそ寛解できたのだと実感しています。

大切な人がうつになり、どのように声をかけたらいいか困っていませんか?あなたまでうつになりそうなくらい悩んでいませんか?

そんな方へうつのサポート術教えます!

今回は、産後うつの経験者の私だから分かるポイントも交えながらお話していきます。

おまつ
おまつ

この記事はこんな方におすすめ💡

・どうサポートするべきか悩んでいる人

・再発を防ぐサポート術を知りたい人

読み終えた時に、不安だった気持ちがふっと軽くなる内容になっています。ぜひ参考にしてください。

大切な人がうつになったら?

まずはうつのサインを見逃さないことが必要です!

初期段階に正しい治療をすれば進行を止めることができるからです。

少しでも様子がおかしいな?と感じたらクリニック受診を進めてください。本人は大袈裟だと嫌がるかもしれませんが、一度専門のお医者さんに話しを聞いてもらおうなどと気軽なカウンセリングだと促してみてください。そしてカウンセリングにはできる限り付き添ってあげてください。

治療のサポート方法は?

次に罪悪感なく休養できる状況を作ってあげてください!

本人は今までどおりの生活をしようと試みますが、病気のせいで脳が働かず家事も仕事も上手くいきません。そしてそのことに落ち込む最悪なループから逃れられなくなります。

「今のあなたの仕事は休養することだよ」と優しく伝えてあげてください。「しんどいなら休んどけば?」といった突き放した言い方は決してしないでください。私は休んでいていいんだ。休めばまたできるようになるんだと罪悪感なく休養できる状況を作ってあげるというのがポイントです。

うつ病患者にとってそっと見守ってくれるあなたの存在は何よりの頼りです。

私は母親からの寄り添ったサポートや言葉にとても救われました。

  • うつでも母さんの娘なことは変わりないから何があっても守る
  • 何もしなくていい。生きてさえいてくれたらいいよ

私がパニックになり呼び出したら仕事中でも駆けつけてくれたり、うつの私を見放すことなく寛解までサポートし続けてくれました。死にたい発言が常習化すると、適当に返事をしがちですが母親は毎回、真剣に向き合ってくれました。

母親の存在が私が死んだら悲しむ人もいると実感し、自殺を躊躇する要因にもなりました。

うつをサポートする側も理解に苦しみ辛いかと思いますが、一緒に病気を乗り越えようという気持ちで支えてあげてほしいです。

離婚や退職を切り出されたら?

重大な決定は先延ばしにしてください!

うつ病の時は「私となんか一緒に居ない方がいい」と否定的になりがちで勢い任せに発言してしまうものです。離婚した方が相手が幸せになれるとか、このまま仕事を続けても会社に迷惑をかけるだとか自分の意見を一方的に押し付ける傾向にあります。

きちんとした判断力もつかないので、重大な決定は「この病気が治ってから考えようね」と先延ばしにしてください。何度も離婚や別居、退職の話を切り出されますがその度に先延ばしにしてください。判断力がつかない時に大きな決定をしてしまうとその後の人生で取返しのつかないことになります。

私も離婚や別居を何度も切り出しはしましたが、旦那や母親が先延ばししてくれたおかげで今こうやって楽しく生活できています。また退職も考えましたが、復帰できる状態まで休職することを選びました。

本当に決断を先延ばしにして良かったです!

最後に:経験者が伝えたいこと

うつの治療には家族や周りの方のサポートは不可欠です!

うつ病は良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら回復していく病気です。サポートする側も先が見えないサポートに自分までうつになりそうなくらい辛い思いをしていると思います。このままずっと治らなかったらどうしようと不安になっているかもしれません。

その不安は本人にも伝わります。うつ患者にとって身近なあなたが何よりの頼りです。

絶対に治る!と励まし治療をあきらめないでください。私も、私より治療に前向きな家族の存在があったから感化されて治療を頑張ることができました。

そして今では、治療期間を乗り越えた強いキズナによって楽しく生活を送れています。今のところ再発の兆候もありません。

まとめ:再発を防ぐ3つのサポート術

  • うつのサインを見逃さないこと
  • 罪悪感なく休養できる状況を作ること
  • 重大な決定は先延ばしにすること

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