この記事では「産後うつ」について経験者目線で、丁寧に、発症したばかりの方にも分かりやすく解説していきます。
私は産後半年後、復職をきっかけに産後うつを発症しました。一時は自殺を考えるほどまでに症状が進行し「このまま一生治らないのではないか」と治療に消極的になった経験もしています。そんな私ですが発症から半年後、元の生活を送れるまでに寛解しました。
うつの知識はゼロだった私ですが、寛解までたどり着くことができました。
そんな方にとっても分かりやすいように、4ステップで解説していきます。
目次
産後うつ発症について
産後うつとは?
主に出産後で産褥期の女性が出産で女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することからセロトニンが減少するというホルモンバランスの崩れを主要因で発症する産後気分障害の一種。分娩後の数週間、人によっては数カ月後まで極度の悲しみ、それに伴う心理的障害が継続します。
産後うつ病 – Wikipedia
出産した女性の10人に1人が発症する決してめずらしくはない病気です。また、初期段階から適切な治療を行えば寛解する病気でもあります。
産後うつの症状について~10のチェックリスト~
これって産後うつ?
あなたにも当てはまる症状があれば産後うつの可能性がありますので、早急にクリニックを受診することをおすすめします。
産後うつの治療について
正しい治療とは?
- 治療専念期(仕事や職場復帰のことはまだ考えず、治療に専念する)
- リハビリ期(職場復帰を見据えつつ、焦らずに気力・体力を整える)
- 職場復帰準備期(職場復帰は目前。職場と相談しながら慣らし運転を開始する)
- 職場復帰後(うつ病は再発しやすい!薬は一定期間飲み続ける)
うつは良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、長い期間をかけて少しずつ改善がみられる病気です。
少しずつでも治療を続けることが重要です。目に見える大きな効果は感じられないかもしれませんが、着実に改善していますので安心してください。
寛解の基準は人それぞれですが、決して自己判断はせず専門の先生の判断を待ちましょう。
寛解後の生活について
再発を予防するには?
うつの再発率は50%です。再発をするとさらに治療期間が延びるため再発は出来るだけ予防したいところです。治療が長期的になる点や完治が困難な点が精神疾患病の特徴でもあります。
うつの経験から弱気になりやりたいことを諦める必要はありませんが、自分の心と体のサインは見逃さないようにしましょう。
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