前回の記事でもお話していますが、産後うつは良くなったりと悪くなったりを繰り返しながら少しずつ回復していく病気です。
抗うつ剤などでの治療によって症状が和らいでくると、気力も回復し、物事への関心や興味も湧いてくるようになります。体調も徐々に回復し、自然にやりたいと感じることが出てきます。
今回は、このような回復期の過ごし方についてお話していきます。合わせて、私が実践していた社会復帰がスムーズにできた過ごし方についても紹介します。
この記事はこんな人におすすめ💡
・気力が湧いてきたが何をするべきか分からない人
・回復期を上手に過ごし、スムーズに社会復帰したい人
回復期の過ごし方 6ヶ条
回復の程度に合わせて、無理のない範囲で予定を立てましょう
調子が良い日にやり過ぎてしまうと、その疲れがうつ病を悪化させる原因にもなってしまうので注意が必要です。
予定は段階的に増やすことが大切です。休養に専念する急性期とは違って自然にやりたいことも出てきますので、できることから始めてみましょう。
そうすることで徐々に発症前の生活を思い出したり、人に合わせて生活ができるようになります。いわば、社会復帰までのリハビリ期でもあります。
社会復帰を見越した過ごし方とは?
徐々に、規則正しい生活に戻していきましょう
スムーズに社会復帰できるよう訓練をしましょう。リワークプログラムなども検討しましたが、私は主治医の先生に相談したところ、仕事と同じ時間を図書館で過ごすという方法をおすすめされ、実践しました。
その人に合った方法があるかと思いますので、自分で判断せず一度主治医の先生に相談することをおすすめします。
最初の2~3日は外出するための準備さえ億劫で行けませんでしたが、徐々に準備するために早起きし、お弁当まで作れるようになり、始めてから3ヵ月後には、図書館で勉強したり読書したりすることが習慣化できるようなりました。そこからは自信がついたのか回復も早く、休職してから半年後に復職許可をもらい復職しました。
生活のリズムが整うまでは復職を焦ってはいけません。この訓練のおかげで復職してからの順応も早くスムーズに社会復帰できたと思っています。
回復期は自分と向き合う時間
寛解後はどういった働き方や生活がしたいかを考え過ごしましょう
回復期は気力や興味が湧いてくることもあり、自分がしたいことについて向き合う時間にもなります。
復職したいのか、転職したいのかでは回復期の過ごし方も変わってきます。寛解後の生活がより良いものとなるために、また再発しないためにもじっくり自分と向き合いましょう。
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