うつ病は「死にたい」「消えたい」というように死について繰り返し考えてしまうことがあります。また、うつ病は自殺の原因1位にもなっているようにうつと自殺は密接に関係しています。
私自身も発症中は何度も希死念慮に苦しめられ、自殺未遂まで起こしています。そんな私がどうやって希死念慮から逃れ、いのちを守ることができたかについてもお話していきます。
この記事はこんな方におすすめ💡
・うつ病から自殺を考えるようになった人
・自殺を考えるまでのプロセスを知りたい人
・希死念慮から逃れる方法を知りたい人
希死念慮とは?
死にたいと願うこと。
[補説]自殺願望と同義ともされるが、疾病や人間関係などの解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態を「自殺願望」、具体的な理由はないが漠然と死を願う状態を「希死念慮」と使い分けることがある。
希死念慮(きしねんりょ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 – goo国語辞書
具体的な理由はないが漠然と死を願う状態のことです。
つまりうつという病気が心を追い詰め「死にたい」を植え付けます。いわば自分の意思とは関係ない病気の症状によるものです。それに騙されないためにも自分を守ることが必要です。
うつ病患者が発する自殺のサインは?
「自分は絶対にうつにならない」と考えていてもうつになることがあります。
うつ病のなりやすさは性格ではなく、その時の環境や精神状態が合わさり発症します。
出産して慣れない育児、まっとまって寝れない環境にイライラしストレスが積み重なり、上手くストレスを発散することができず、うつ病を引き起こすこともあります。
さらに、頭が働かず、何もする気が起きないといったうつ病の症状と今までできていたことができないといったギャップに苦しめられ「できないなら死にたい」といった気持ちまで引き起こします。
うつ病の頭では0か100かといった究極な考えしかできない傾向があり、一度「希死念慮」に取りつかれてしまうと、行き着く先は全て死にたいになってしまいます。
発症から自殺までのプロセス
- 死にたいと思う
- イライラがピークに達すると死にたいを口にする
- 自殺について調べる
- 自殺未遂をする
どこかで生きたいという気持ちは強いものの、もうどうしようもないという絶望感が支配してしまい、いつしか「死にたい」「死ぬことで周りも幸せになる」と死を肯定しようとします。
希死念慮から逃れるには?
この「死にたい」はうつ病の一時的な症状だと理解しましょう。あなたの本心ではありません。
実際に、自殺について調べてみて死ぬことの方が怖いなと感じませんでしたか?
死んでしまったら、家族で暮らすことも我が子の成長を見ることも叶いません。一時的な気持ちで一生を左右してしまうのはもったいないことです。
そうはいっても死にたい気持ちは抑えられないものです。そんな時は1人で抱えず家族や主治医の先生に正直な気持ちを話してみてください。話すことで救われることがあります。
死にたいの気持ちをなくそうとはせず、誰かに共有することで減らすことを心掛けましょう。
私もそうやって徐々に死にたい気持ちを減らしていきました。今では死にたいと思うこともありますが、死ぬほどのことでもないか!と冷静に判断できるまでになりました。
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